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2019年7月 2日 11:35

Between the devil and the deep blue sea (進退きわまる)英会話レッスンの Kris先生の英語慣用句 No.2379

英会話レッスンの担当の Kris 先生による英語慣用句習得のための1日1英会話です。

Between the devil and the deep blue sea 

Meaning: To be in between two difficult choices.
二つの難しい選択肢の間にいる。

How to use: Trying to please his parents and his wife puts him between the devil and the deep blue sea.
両親を喜ばせるか、妻を喜ばせるか、その二つの選択肢の間で彼は進退窮まった。

どちらも望まない二つ選択肢の、どちらか一つを選ばなくてはいけない困った状況のことを言います。いわゆる板ばさみ、ジレンマをイディオムで表すとこうなる、ということです。
悪魔と深くて青い海、いったい何の関係があるのかと、さっぱりわかりませんが、このdevil は悪魔そのものを指しているのではなく、古い船舶用語で、木造船の竜骨(キール)と、その横にはられる船底材である竜骨翼板の継ぎ目の中でも、最も長い継ぎ目を指す言葉だそうです。
海上で、この継ぎ目の補修をする必要が出た時には、船員は甲板からロープをつるして作業をしなくてはならなかったたそうです。波にさらわれたり、海に落ちたりしたら一巻の終わりです。このように体の自由もきかず、危険と隣あわせの困難な作業であったことから、この「進退窮まる」「絶体絶命」との意味に至ったということです。

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