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2019年3月16日 12:21

A voice crying in the wilderness(荒れ野の声)英会話レッスンの Kris先生の英語慣用句 No.2202

英会話レッスンの担当の Kris 先生による英語慣用句習得のための1日1英会話です。

A voice crying in the wilderness

Meaning: To say something that is not popular and not accepted by others.
他人には普通でないことや受け入れられないことを言うこと

How to use: For half the country, whatever the president says is like a voice crying in the wilderness.
国民の半数には、大統領が言うことはすべて荒れ野の声のように、受け入れがたい主張のように思えた。

a voice in the wilderness とも言いますが、これは、ほとんどの人から無視されたり拒否されたりする意見や教義を主張する人物や出版物その他の発信源を指しています。とくに一人で独自の意見を述べ、その意見とは周りに無視されるものであるというニュアンスがあります。
日本で「荒れ野の声」といってもピンとくる方は少ないかもしれませんが、キリスト教圏では洗礼者ヨハネを指していることは一般に自明の理と思われます。
洗礼者ヨハネは預言者イザヤに「荒れ野で叫ぶ者」が出現すると預言され、実際に荒野で独自の洗礼活動をし、イエス・キリストにも洗礼を授けたとされる人物です。
たいていの英語の諺は日本語でも該当または近い諺があるようですが、このように聖書の言葉を直接用いた表現だと、なかなかピッタリ当てはまるものは難しいですね。「独自の主義主張」といった感じでしょうか。

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