英会話レッスンの担当の Matt 先生による英語慣用句習得のための1日1英会話です。
Take the fifth
In the USA, it is a legal right not to answer a question.
アメリカにおいて、質問に答えなくてよいとする法的権利。
" The board members tried to get the truth out of him, but every time they came close he would take the fifth."
役員たちは彼から真実を引き出そうとしたが、毎回もう一歩のところで、彼は黙秘した。
このfifth とは、黙秘権を行使することを認めた米国憲法修正第5条 Fifth Amendment を指しており、take the fifth で厳密には法廷での証言を拒むことですが、その他でも質問に答えたり情報を与えることが有罪につながりそうな場合の黙秘権を行使するという意味でも使われます。
黙秘権といえば、アメリカの刑事ドラマで、よく 「権利の告知」 というものが出てきます。犯人を逮捕する時に、警察が必ず "You have the right to remain silent.Anything you say can and will be used against you in a court of law. (あなたには黙秘権がある。供述は、法廷であなたに不利な証拠として用いられる事がある。)・・・" と容疑者に告知しますが、これはミランダ警告というもので、容疑者もこれを聞くと観念した様子になります。
この権利の読み上げをするのが憧れだった、という警察官を、何かのドラマで観たことがあります。
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