No rest for the wicked
"Andre, this is like your third night this week working overtime."
"No rest for the wicked, am I right?"
「アンドレ、今日は今週3度目の残業のようだね。」
「そうさ。悪人に休息なし、って言うだろう?」
This idiom is used to humorously suggest that hard-working peoples' heavy workloads are actually punishment for their immoral personal lives.
このイディオムは、勤勉な人がこなさなければならない膨大な仕事の量は、実は不道徳な生き方の天罰なのだ、と冗談を込めていう時に使われます。
このフレーズは、もともと旧約聖書における一節 「悪者どもには平安がない」に由来します。
地獄に落ちた罪人は、永遠に苦しみを与えられ、一時も休むことができない、と言う意味です。
その後、長い間、聖書からの引用という形で宗教的な意味で使われていましたが、1930年頃には宗教的な意味が薄れ、単に「悪人は休む間もなく働かなくてはいけないんだよ」と冗談めかして忙しさを嘆くような場合に使われるようになりました。
とくに現在ミュージカルで有名な『アニー』が、1930年代前半、新聞に " Little Orphan Annie " という漫画として掲載され、大人気だった当時、ある回のタイトルが、この" No rest for the wicked "であったことから、ますます広くアメリカ国内に広まったようです。
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