Nothing to write home about
Ordinary; not exceptional; not especially good.
普通である、格別何というわけでもない、特に良いというほどもない。
もともとwrite homeとは「故郷へ便りを書く」という意味です。
普通、故郷へ手紙を書くのは、何か報告したいことがあるからです。よって
write home about ?として、「?について特筆する」という意味で用いられます。
この、nothing to write home aboutというイディオムは、18世紀の終わりころからあったそうですが、第一次世界大戦の時に、故郷から遠く離れた戦地に暮らす兵士たちの間で広まり、現在も特に年配の元軍人などの間でよく使われるようです。
ただし、たいしたことない、話にならない、といいながら、実は「明らかにとても悪い」ことについて、ユーモラスに含みを持たせて表現する際にも使われるということです。
この反意語が、something to write home about であり、「たいしたものだ」という意味となります。
That movie was entertaining but nothing to write home about.
あの映画は面白いが、ごく普通だな。
英語ネイティブによる発音はこちらです。