Cross your fingers
To hope that something happens the way you want it to.
望み通りにことが運びますようにと、祈ること。
cross one's fingersで、幸運を祈る、願いを込める、という意味になります。
crossといっても両手の人差し指で十字架を作るのではなく、人差し指に真ん中指を絡ませてXのような形にすることです。
奇妙なことに、日本で言う「エンガチョ」のサインが、まさにそれです(地域によって異なりますが)。日本のエンガチョが、欧米ではグッドラックを祈るサインだというから驚きです。
欧米では、もともと、魔除けのサインだったのが、いつしか幸運を祈る意味に変化したようです。
例文のようにCross your fingersで、「私のために祈ってください」とお願いしたり、 I cross my fingers for you 「あなたのために祈ります」という形で使われます。
また、keep my fingers crossedや、my fingers are crossedという時もあります。
いずれも、欧米人の日常会話やメール、SNSなどで、非常によく目にする表現です。
欧米では「祈る」ことが非常に身近にあるようです。
欧米人にとっては、「祈る」行為は親密さや親身な気持ちを意味するのかもしれませんが、日本人にとっては「あなたのために祈るわ」「私のために祈ってね」など、しょっちゅう出てくる言葉ではないと思います。たとえ幸運や成功を祈るというようなことであっても、人にとっては、「祈る」という言葉自体に、もしかしたら、深刻な感じがして、かなりの違和感を覚えるかもしれません。
なお、幸運を祈るのではなく、病気の回復や神のご加護を祈ることについてはprayerを使います。
例:You are in our prayers.
Don't forget to cross your fingers for snow tomorrow.
明日、雪がふるように、幸運を祈ることを忘れないでね。
英語ネイティブによる発音はこちらです。