Excuse my French
Please forgive me for cussing.
下品に罵って、申し訳ありません。
汚い言葉で罵った後に、それをフランス語だといってごまかそうとする、一種のおどけた表現です。
20世紀半ばから使われるようになった表現ですが、その由来は19世紀にあります。
当時、人々は会話の中に、自分の教養や身分の高さを示すために、フランス語をはさむことがあったのですが、その単語が相手に伝わらないかもということで、いちいち「フランス語でごめんなさい」といったそうです。
例えば、失礼なことをさんざんフランス語で言っておきながら、そのあとで、失礼なことを言ったことに対して謝るのではなく、フランス語で言ったことを謝る、というような、奇妙な事態もあったようです。
このような気取った慣習が、結果として、逆に下品を詫びる表現となったわけです。
After cussing, Sam always said, "Please excuse my French."
口汚くののしった後、サムは必ず、「お下品をいってごめんあそばせ」と言った。
英語ネイティブによる発音はこちらです。