Face the music.
To face the consequences of your wrongdoings.
自分の行った悪事の結果に直面すること
faceは「顔」だけでなく、「立ち向かう」「直面する」という意味の動詞でもあることは、よく知られています。
直訳すると、音楽に立ち向かう、という不思議な意味の、このイディオムはネットで調べても色々と解説や語源の説明が多く出てくる、ポピュラーなイディオムです。
解説によれば、このイディオムの語源は、役者やオーケストラの一員が舞台上で失敗した際に、観客からブーイングを受けるが、それに惑わされず、しっかりと音楽に集中して=音楽に向き合って、舞台を続けなくてはならない、という説が濃厚のようです。
ですから、music自体に困難という意味があるわけではないのですが、イディオム全体として「困難に立ち向かう」となるわけです。face,musicといった簡単な単語の組み合わせで、思いもよらない意味合いを持つ、というのがイディオムの面白さです。
Tom had skipped school and when he got home he had to face the music from his Father.
トムは学校をサボった。そのため、うちに帰ってから、トムは父の叱責に耐えなければならなかった(罰を受け止めなければならなかった)。
上記の例文では、父から何をされるのか、具体的には述べていないのですが、悪事の報いを受けるという意味合いで捉えられます。
英語ネイティブによる発音はこちらです。