National Geographicに興味深い文章を見つけたので、紹介します。
遺伝子配合によるhybridな魚の商品化についての一文からです。
"It's imperative it be labeled, so consumers can vote with their wallets"
(注:imperativeの後には、thatが省略されている。)
何故この文章を紹介したかは、もうおわかりかもしれませんが、仮定法現在形の用法の特徴がわかりやすく出ているからです。
和訳をすると、「消費者が財布を以てして選択できるように(つまり、hybridと認識したうえで買い求めることができるように)それはラベルで表示されなければならない。 」となります。
that 以下は it is labeled とはならず、又、can, should, would, mightなどの助動詞も使われず、be
動詞だけが原型でそのまま使われていますね。これがこの用法の特徴です。
時制を超越した一定の真理の様な意味合いで、筆者はこの用法を選択したものと考えます。
日本の学校教育で扱われているかどうか不明ですが、原書類でもめったにお目にかかれない用法なので、今回出会うことができて、幸運でした。
ビジネスの文章や書類でも、このような表現方法を取り入れ、活用してみてください。